偽典・演義9 ~とある策士の三國志~

2025年02月14日発売

1,430円(税込)

偽典・演義9 ~とある策士の三國志~

作品紹介

劉焉討伐の軍を率いるも、劉焉の籠城戦に苦戦する皇帝劉弁。しかし李儒の船を燃やす作戦で敵の水軍を撃破、残党たちは総崩れとなる。そうした中、袁術があちこちで略奪を行う。そして李儒にも魔の手が…。

登場人物紹介

  • 李儒(りじゅ)

    本作の主人公。元は現代日本のサラリーマンだったらしく、165年に弘農郡の名家に生まれた李儒に転生する。後の大将軍・何進の部下になり、何進の暗殺後は弘農に隠遁し、陰で董卓らを操る。またの名を「諸悪の根源」。正史では192年に死亡。

  • 董卓(とうたく)

    『三国志』の正史や『三国志演義』では典型的な悪人、暴君として描かれているが、本作ではけっこう思慮深く、李儒の策に乗って出世を果たしている。熊並みの巨体で、見た目は怖いが、孫娘の董白を溺愛している。正史では192年に死亡。

  • 荀攸(じゅんゆう)

    子どもの頃から才覚溢れる、というか目端の利いた性格で、何進が全国から招へいした名士20人の1人として大将軍府に出仕して、李儒の同僚となった若き俊英。後に董卓暗殺を画策したり曹操の参謀になったりと、切れ者のくせにわりとお騒がせな人物。

  • 袁紹(えんしょう)

    名門・汝南袁家出身のお坊ちゃん。本家『三国志』では実力者として描かれているが、本作では名門を鼻にかけるが器量に乏しい薄っぺらな人物。何進を宮中で謀殺し、洛陽を出奔。反董卓連合のトップにたつものの、諸侯を束ねる力量は不足している。

  • 曹操(そうそう)

    袁紹と同じく名門の出身で、史実では董卓の暗殺を謀り、洛陽を脱出して反董卓連合に加わった。口先だけで実行力の伴わない人間が多い連合軍の中では、孫堅とともに董卓軍と実際に戦ったことのある数少ない人物。

  • 呂布(りょふ)

    趙雲、張飛とともに、『三国志』の中の誰がいちばん強いかコンテストで、必ずビッグ3に選ばれるつわもの。ただ恩人の丁原を殺害するなど、人としてどうよ的な行動を生涯にわたって繰り返す。美女・貂蝉(ちょうせん)にメロメロという純情派の一面も。

  • 董白(とうはく)

    長安へ遷都した時に、まだ15歳になっていなかったにもかかわらず領地を与えられるなど、祖父・董卓が愛してやまない孫娘。小柄だが気が強く、ツンデレ系お嬢様ではあるが、乗馬、武術を一通りこなすなかなかの女傑である。

  • 王允(おういん)

    若い頃には「一日に千里を行く名馬のごとき人物」という高評価を得ていたが、長じるにつれて名誉欲がふつふつと湧き上がってくる。史実では美女・貂蝉をめぐる三角関係の末に呂布が董卓を殺す「美女連環の計」を画策したことになっているのだが…。

  • 司馬懿(しばい)

    若干8歳のお子様でありながら、李儒の一番弟子となった頭脳明晰な少年。キレッキレであると同時に抜け目のない野心家でもあり、後に諸葛孔明のライバルとなる。首だけ180度後ろに回して振り返る「狼顧の相」というホラーチックな得意技を持つ。

  • 袁術(えんじゅつ)

    名門・袁氏一族の武将・政治家。名家出身ゆえのプライドの高さと嫉妬深さから、反董卓軍に加わったり、従弟の袁紹と対立したり、曹操と戦って敗れたり、挙句の果てには皇帝を名乗ったりと、歴史上を右往左往した人物。贅沢好きだったらしい。

店舗購入特典

  • 【初回版限定封入 購入者特典】

    「益州攻略への道」

    劉焉一派討伐が進む中、皇帝劉弁の下には臣従を誓う者からの文書が次々と届く。それを読んだ劉弁は…。

  • 【BOOK☆WALKER 様】

    「未来のために」

    皇弟・劉協に婚活話が殺到。婚姻関係を結ぶことでお家の安泰を図ろうという魂胆なのだが…。

  • 【電子書店共通特典 ※BOOK☆WALKER様除く】

    「悩みの種」

    皇帝・劉弁の母・何太后からの書状が届く。いつもの側室を持つようにとの内容で、皇帝と側近の頭痛のもとだった。

特典についてのご注意事項

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